八幡浜新町商店街に店舗をかまえること122年、五代続く和菓子処である。創業より一子相伝に製法を伝えてきた餡は、北海道十勝産小豆を使用し自家製餡にこだわり続けた。
その餡を惜しみなく薄皮で包んだ「銘菓うすかわまんじゅう」は、初代店主から受け継がれてきた看板商品である。無添加で、最小限の砂糖のみ使用して作られる菓子の為に、小豆の風味を濃く感じられ、味わい深くあっさりとした後味があるものの、賞味期限が短く正に生菓子、日露戦争当時は、その美味しさのあまり「ラッパ節」の”はやりうた”として唄われたほどである。
♪ 新町通れば宮川の うすかわまんじゅうが気にかかる
ひとつ食べたしカネはなし 思えばよだれが先にたつ タカタッタッタ ♪