【八幡浜市魅力再発見】⑩慈眼庵「青石の石垣」

八幡浜市ふるさと観光公社スタッフ・万願寺です。こちらの写真は、旧保内町(八幡浜市)の雨井(あまい)地区にある慈眼庵公会堂(じげんあんこうかいどう)下にある石垣です!愛媛県の北部のほぼ東西に走る中央構造線の南側には、三波川変成帯(さんばがわへんせいたい)と呼ばれる構造帯があり、三波川変成帯に分布している岩石は「伊予の青石」と呼ばれています。伊予の青石は、全国的にも珍しく、数々の名庭にも景石として使われています。八幡浜市の大部分もこの構造帯に分布していて、写真に写っている石垣も青石でできています。1枚目の写真では分かりづらいですが、左上に「ある絵」が石垣で再現されています。アップしたのが2枚目の写真です。昔、この雨井地区にあった港からも長崎貿易に参加する商人を輩出していた船乗り・海運業の港町として栄えていました。なんと!それを象徴する「灯明台」の絵が石垣に埋め込まれています。面白いですよねー!

こちらが石垣の上にある慈眼庵公会堂があります。名尚を多く輩出したことで有名な龍潭寺(りょうたんじ)の歴代和尚の隠居所だったそうです。余談ですが、(龍潭寺の)和尚の息子に中学のときの同級生がいます。立派な和尚になっていくことでしょう。これからの龍潭寺にも注目です!

さらに少し上ると、お地蔵様の背景に海と山。心が洗われるような素敵なところでしたー!!