歴史が残る町

八幡浜市ふるさと観光公社スタッフ・藤田です。現在の八幡浜市は柑橘大国として知られていますが、柑橘農業が盛んになる前は漁業や海運業、商人の町として栄えていました。今も町のいたるところに当時の歴史を感じることができる場所が数多く残っています。

今回はその中の1つ「地細工紺屋若松」さんへお邪魔してきました。

「地細工紺屋若松」さんの創業はなんと文政5年(1822年)!まもなく創業200年を迎える老舗の染物店です。当時は漁船を彩る大漁旗や祭礼衣装等の作製が多かったそうで、漁業の発展・伝統文化など当時から地元との結びつきが深かったことがうかがえます。

時代の変化により作製されるものは変化していますが、現在も昔ながらの製法で作業をされている全国でも数少ないお店です。日本のみならず世界でも注目をされていて海外からの注文もあるそうです。

日によっては作業されているところを見学することもできるそうです!急にふらっと立ち寄ったにも関わらず丁寧に説明をしてくださり、歴史への誇りや気品を感じることができました。

八幡浜は風通しが良く、作業に適した土地ともおっしゃっていました。海からの風を感じながらのお散歩はとても気持ちがいいです。まち歩きの際は是非立ち寄って八幡浜の歴史を感じてみてください!